「シマチョウ」と言われて何のことかピンとこなくても、焼肉の「ホルモン」の一種であると聞けば「あのシマチョウね!」と思い出す人も多いのではないでしょうか。
それくらいシマチョウはホルモンの中でもメジャーな部位ですが、具体的にどんな部位か知っていますか?
以前ホルモンの豆知識を紹介した記事でも少し触れましたが、今回はシマチョウについて
栄養やもたらす効能、食べ方などもっと掘り下げて調べてみました。
この記事でわかること
1.そもそも「シマチョウ」って何?
2.「シマチョウ」は低カロリーで美容にも良いってホント?
3.通販で買えるオススメの「シマチョウ」が知りたい!
シマチョウのことをもっと知りたい!
そんなあなたには、当記事が参考になりますよ。
ぜひご覧ください(`・ω・´)ゞ
「シマチョウ」って何?
シマチョウは“ホルモンの王道”とも言われるほど、ホルモンの中でも人気が高い部位です。
「シマチョウ」の“チョウ”は“腸”で、牛の大腸にあたります。「シマチョウ」の“シマ”は表面が縞模様のように見えることに由来していると言われています。
別名「テッチャン」とも呼ばれていますが、これは韓国語で“大腸”を表す「テジャン」から来ているそうです。
ちなみに小腸は「マルチョウ」、直腸は「テッポウ」と呼ばれます。
マルチョウはホルモンでも有名な部位ですね。
腸の部位は肛門に近づくほど厚みと硬さが増します。シマチョウ(大腸)はマルチョウ(小腸)よりも肉厚で噛み応えがあります。
ホルモンについて詳しく知りたい方は過去記事も参考にしてみてください。
シマチョウは栄養価の高いスタミナ食
シマチョウは色味が白っぽく、程よい脂があるもののどちらかと言えば淡白な味わいですが
実はスタミナ食としてもよく知られています。
神経の調整作用と疲労回復の効果があるとされるビタミンB1や、葉酸と共に赤血球を作る働きがあり貧血予防になるビタミンB12、骨を健康に保つ役割のあるビタミンKなどがシマチョウには豊富に含まれています。
ちなみに、焼肉店ではシマチョウのことを「ホルモン」というメニューで提供している場合もありますが、一般的には「ホルモン」は内臓肉全般を指す言葉です。
「ホルモン」は部位によって含まれる栄養素に違いはあるものの “ミネラルやビタミンの宝庫”と称されるほど、全体的にミネラルやビタミンを豊富に含んでおり、シマチョウも例外ではありません。
シマチョウは低カロリーな美容食
ホルモンは栄養豊富である一方で、一般的に生肉系の部位よりも低カロリーと言われています。
シマチョウの特徴のひとつはその適度な脂のノリにありますが、それでもカルビやロースなどの生肉と比較すれば100gあたり約160kcalとかなり低カロリーです。
シマチョウには上で書いたの栄養素以外にも、細胞の再生や成長を促して美容に良いとされるビタミンB2やコラーゲンも多く含まれています。
コラーゲンは肌のハリや弾力を保つために効果があることは女性の間でよく知られていますが、他にも関節の動きを滑らかにしたり、骨や血管を健康に保つなど体にとって重要な役割を担う栄養素です。
低カロリーで栄養価が高く美容にも良いと聞けばいくらでもシマチョウを食べたくなってしまいますが、比較的低カロリーとはいえコレステロールが高いので食べ過ぎには注意が必要です。
シマチョウの下処理
ホルモンが苦手という人に多いのが「特有の臭い」です。
特に以前は下処理がされていない品質の低い商品が多かったこともあって
ホルモンの下処理は必須だったという状況がありました。
しかし近年は通販でもレビューをはじめとしたユーザー意見を反映した商品が増えており
下処理が必須というレベルの商品は少なくなってきた印象があります。
とはいえ下処理をしたからといってホルモン特有の臭いが完全に消えるわけではないですし
特に日数のたった商品は下処理をした方が美味しくなるケースも多いです。
そこで下処理の方法を紹介します!
下処理の手順
まずは水洗いすることで臭いの元になる成分を洗い落としていきましょう。
簡単なので以下の手順を参考にやってみるといいでしょう。
1. ボウルにホルモンと塩を入れてよくもむ。その後水洗いする。
2. ホルモンに小麦粉をたっぷりふりかけ、ホルモン全体に馴染ませる。
3. ホルモンを水洗いし、ペーパータオルでしっかりと水気を拭き取る。
上記の水洗いだけでも十分効果を感じられると思います。
足りないと感じた方は大きめの鍋で10分ほど下茹でするとより臭みをとることができます。
生姜やネギなどの香味野菜と一緒に茹でるのも効果的です。
やりすぎると脂が落ちすぎてしまいホルモンの良さを失うことにもなりかねないので
ほどほどのイメージでやるのがオススメです。
シマチョウの食べ方
シマチョウの食べ方として最も一般的なのは焼肉ですね。美味しいシマチョウの焼き方があります。
まず、シマチョウの縞模様がある側を下にしてじっくりとよく焼きます。火が通ったら裏返して軽く温める程度に焼くのがコツです。シマチョウは焼いていると丸まってくるので、トングや菜箸で丸まりを押さえて全体に火が通るようにします。
焼き網を使って焼くと落ちた脂の煙で燻されてさらに香ばしく焼きあがりますが、ここで十分にシマチョウの脂を落とせばカロリーダウンにもなるのでオススメです。
通販で買えるオススメのシマチョウ
シマチョウはどこで買えるのか、通販で買えるオススメのシマチョウを紹介します。
アンガ食品「牛ホルモン・シマチョウ(200g)」参考価格1922円
国産牛を使用したシマチョウです。
綺麗に3回洗ってあるので下処理も十分で、臭いが気になる方も安心して購入することができます。
送料が別でかかるので、まとめ買いをするのがオトクです。
情熱ホルモン「シマチョウ 味噌だれ漬け 200g」参考価格2162円
アメリカ産の牛ホルモンを使用し、味噌だれ漬けにした商品です。
味噌だれは情熱ホルモングループで年間7000リットル以上使われている自慢のソースで
まろやかな風味や香ばしさが特徴です。
黄さんの手作りキムチ高麗食品「シマチョウと白菜キムチ もつ鍋セット」参考価格2534円
キムチを使用した味噌もつ鍋のセットになっている商品です。
シマチョウに、白菜キムチ、味噌スープの素に輪切り唐辛子とシメのうどんまで含まれていますので
お好みの野菜を追加するだけで楽しめます。
複数同時購入で送料無料や追加のオマケがつくのでまとめ買いがオススメです。
おわりに
今回はシマチョウについてさらに深く掘り下げてみました。
低カロリーで栄養価が高く美容効果も期待できるとして、女性の間でも人気が高まっているようですね。
モクモクと立ちのぼる煙に燻されながら脂を滴らせるシマチョウは「ワイルドな男のスタミナ食」というイメージもありますが、低カロリーで美容成分も豊富なシマチョウはむしろ女性にオススメしたい焼肉部位であるといえそうです。
皆さんもぜひ、おいしいシマチョウを楽しんでみてください!