食卓の真ん中にどーんと存在感たっぷりに在る、というイメージが強いローストポーク。スペシャルな日にはメニューに選ばれることがとても多いメニューです。ローストポークはローストビーフとは異なり、レアにすることなく、中までしっかりオーブン(もしくは鍋)で調理します。
牛肉と違い、火の通りが早いのが豚肉の特徴です。なので、火加減に注意しながら肉汁をぎゅっと逃さない調理をすることが美味しいローストビーフをつくるポイントです。また使う部位を脂肪の少ないものを選ぶことでヘルシーなローストポークを作ることもできます。
1. お肉の歴史はヨーロッパにあり
ローストポークもやはりヨーロッパで生まれました。お肉大国ドイツ、オーストリアあたりで発祥したと言われています。ソーセージで有名なこの2つの国ですが、ローストビーフの生みの国でもありました。
ローストポークは家庭や地域により多くの味付け方法があります。ソースをかける、下味のハーブにこだわる、またそのまま食べるのはもちろん美味しいのですが、カツレツやサラダのトッピング、パスタ、どんぶりものにも変身します。すでに火が通っている食材なのでアレンジも時短で簡単です。
大きい肉のかたまりを買うのは少し抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、一気に調理をしておいて、少しずつ他の料理に変身させて食卓に並べられるので忙しい方や時間があまりない方にもぴったりです。
2. ソースが味の決め手!お好みのソースを探そう!
では、そのまま塩・ハーブを楽しみながら食べるローストポークもとっても美味しいですが、アクセントとして、ソースをかけることが多いです。このソースもたくさんの種類があるのですが、少しご紹介します。
オーブンまたは鍋でローストポークを作った後に出る肉汁を使ってソースを作ります。
■肉汁+醤油(大さじ2)+みりん(大さじ1)+酒(大さじ1)+砂糖(おおさじ1)+おろしにんにく
このレシピだとかなり和風に仕上がります。ごはんの進む味付けが出来ます♪
■肉汁+醤油(大さじ1)+バター(10g)+砂糖(小さじ1)+肉汁と同量程度の水
このレシピだとワインが飲みたくなりますね!バターを使用するので洋風で、とても豚肉になじみが良いです。
他にも肉汁+すりおろしたタマネギ+バルサミコ酢+砂糖の甘みのあるさっぱり味や、肉汁+大根すり+ポン酢でも美味しく頂けます♪すべてのソースに共通することは「肉汁を使うこと」です。豚肉のうま味が凝縮されている肉汁を使って、あなた好みのグレービーソースを作ってみてください。