皆さまこんにちは!
これまで和牛の歴史や魅力をご紹介してきましたが
和牛が海外でも人気を集めているのはご存知でしょうか?
そこで今回は和牛の歴史後編ということで和牛の更なる発展と
その前に立ち塞がった大きな試練についてお話ししていこうと思います!
この記事でわかること
1.「霜降り肉」は日本だけでなく海外でも大絶賛されている!!
2.「霜降り肉」が生まれたのは常識外れの飼育方法だった!?
3.海外で飼育される和牛がある!?強力なライバル「WAGYU」とは!?
和牛が海外でも人気なのはナゼ??
そんなあなたには、当記事が参考になりますよ。
ぜひご覧ください(`・ω・´)ゞ
和牛の輸出は毎年増えている!
日本畜産物輸出促進協議会によれば日本の牛肉輸出量は年々増加しており
2021年には前年比63%増の7879tで2012年と比べると10倍近く増加しています。
輸出先にはカンボジア、香港、台湾、シンガポール、タイなどのアジアが75%を占めており
次いでアメリカ・カナダが16%、EU・その他が9%になっています。
神戸新聞によれば2021年の神戸牛の輸出量は前年比65%増の73tと過去最高を記録しています。
このことからも日本のブランド牛は海外でも愛されていることがわかります。
和牛人気のヒミツは「霜降り肉」!!
ではブランド牛が海外でも魅了している理由はなにかと言えば
霜降り肉に代表される個性の高さであると言えます。
A5ランクの霜降り肉は世界的にみてもとても珍しい存在であり
肉食中心の外国人の舌を唸らせてきました。
日本畜産物輸出促進協議会のサイトでは和牛に対する海外での称賛の声を紹介しています。
例えばイギリスにおいては
「富裕層が求めるステーキは日本の和牛」
であると紹介しています。
アメリカでは初めて和牛を食べた感想として
「地が揺れる感覚に陥り、あらゆる称賛の言葉が浮かんだ」
「肉なのに別次元の味わい」
といった称賛の声が寄せられています。
このことからも和牛の霜降り肉は特別な牛肉として高く評価されていることが伺えます。
「霜降り肉」が日本で生まれたのはナゼ!?
日本のブランド牛が霜降り肉という特色を得ることができたのはなぜでしょうか?
一つには黒毛和種が霜降り肉に適していたというのもあります。
しかしそれ以上に大きな特徴が「飼育方法の違い」です。
和牛は海外産と比較して「穀物飼育が中心でその期間が長い」という特徴があります。
海外で牛を育てる場合は放牧して牧草を食べさせる「牧草飼育」が主流です。
日本でも牛肉の産地として有名なオーストラリアやニュージーランドが当てはまります。
牧草飼育で育てられた牛は赤身肉が主体になる為、霜降り肉に育てる為には
「穀物飼育」にする必要があります。
しかし穀物飼育をするだけでは霜降り肉にはなりません。
実際アメリカでは穀物飼育が主流ですし、オーストラリアでも穀物飼育は行われています。
ではなぜ違うのかというと和牛のもう一つの特徴である
「穀物飼育期間の長さ」が関係してきます。
海外の場合、穀物飼育の期間は100日以下、長くても200日以下の場合が多いです。
それに対して和牛は400日を超えるのが当たり前になっています。
海外と比べても圧倒的な穀物飼育の長さが霜降り肉を生み出す秘訣になっているんですね。
和牛の強力なライバル!?海外産「WAGYU」とは?
このように霜降り肉という強烈な特徴を持つことで高い評価を受けている和牛ですが
いまその和牛に対して強力なライバルが現れています。
それが海外で生産されている和牛です。
日本の和牛と区別する為に「WAGYU」と呼ぶことにします。
現在では和牛の精液や受精卵は輸出が禁止されていますが
まだ規制が緩かった1970年代から90年代にかけて和牛の遺伝資源が
アメリカやオーストラリアに持ち込まれたことによって海外でWAGYUの生産が始まり
現在ではカナダや中国などでもWAGYUの生産が行われています。
なおこれらWAGYUを日本に輸入しても和牛として販売することはできませんが
和牛の輸出を進める日本にとっては強力なライバルになっています。
なかでもオーストラリアはWAGYUの最大の生産国であり
生産量の9割を輸出することで知名度を高めており
既に世界の牛肉マーケットで一定のポジションを築いています。
和牛とWAGYUを比較した場合、品質的には和牛に及ぶものではなく
霜降り度合いも日本の和牛に劣るとされています。
しかしWAGYUは価格が安く、それが市場を拡大する勢いになっているとみられます。
とはいえ日本の和牛はWAGYUという脅威に対して十分に戦うことが可能だと思います。
和牛は長年の改良と飼育技術によって生み出されており
そう簡単にマネすることはできません。
2007年には和牛の輸出促進の為に統一マークの制定も行われました。
日本で生産された本物の和牛であることを証明する為のものです。
WAGYUに対抗する為には日本の和牛を知ってもらう為に、和牛ブランドの認知拡大が必要だと思います。
このように和牛には強力なライバルといえる存在があるのも事実ですが
今後も海外の人を魅了する為に様々な取り組みが進められると思います。
通販で買えるオススメの「和牛」をご紹介!
ここでは通販で買いたい時にオススメの和牛をご紹介します!
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少し赤いくらいで食べごろというのは神戸牛ならではです!
肉のひぐち「飛騨牛かたロース肉すき焼き用900g」参考価格12000円
ブランド牛として有名な「飛騨牛」の商品になります!
A5・A4等級の肩ロース肉は霜降りがしっかりとはいっているので
すき焼きにピッタリです!
900gもボリュームもあるので家族や友人とのパーティにもオススメです!
松阪牛 三重松良「松阪牛 特選すき焼き800g」参考価格9980円
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「ランイチ」「ソトモモ」「ウチモモ」といういわゆる赤身肉を厳選。
赤身肉とはいえ松阪牛なので赤身肉ならではの旨味と「適度なサシ」のバランスが楽しめるという
松阪牛ならではの商品になっています!
サシが入っているとはいえサーロインほどキツくないので
ご高齢の方にも食べやすい商品になっています!
天然の竹皮を使用するなど包装にもこだわっているので
贈り物にもオススメです!
まとめ
今回は海外で和牛が人気を集める理由についてご紹介してきました!
和牛のライバルが実は同じ遺伝子からうまれた「WAGYU」だったというのは衝撃的ですが
裏返せばそれだけ和牛の味は世界の目から見ても特別な存在であるといえますね!!
今後の和牛の発展に期待しましょう!