おいしい黒毛和牛が食べたい!!各地のブランド牛について調べてみた!

牛肉

こんにちは!前回の記事では黒毛和牛の特徴をまとめさせていただきました。

和牛の98%が黒毛和牛だっていうちょっとビックリな結果もわかりましたが
黒毛和牛を語る上で各地にある有名ブランド牛の存在は欠かせません!

とはいえ神戸牛、松阪牛であれば皆さんも一度は耳にしたことあると思いますが
実際にその特徴を聞かれて答えられる方は意外と少ないのではないでしょうか?

「松阪市で育てられた牛は全て松阪牛になるの?」
「サシがいっぱい入っていたらブランド牛になる?」

実はそんな単純な話ではないんですね!

そこで今回は和牛好きとしては絶対に押さえておきたいブランド牛の「BIG4」と
ブランド牛の特徴について簡単にまとめてみました!

知ってるようで知らない日本各地のブランド牛の世界へご案内します!

この記事でわかること

1.「ブランド牛」にはどんな種類があるの?

2.絶対に押さえておきたい「和牛のBIG4」って何?

3.通販で買えるオススメの「日本四大和牛」をご紹介!

ブランド牛のことをいろいろ知りたい!

そんなあなたには、当記事が参考になりますよ。
ぜひご覧ください(`・ω・´)ゞ

ブランド牛は300種類以上ある!?

日本には全国で300種類以上のブランド牛が存在します。

『銘柄牛肉ハンドブック2021』(食肉通信社)に掲載されているブランド牛は
「377種類」あり、「全ての銘柄を網羅しているわけではない」と記載されていることから
実際にはそれ以上の数が存在することになります。

まさに日本は「ブランド牛大国」と言えるでしょう。

この記事ではそのブランド牛全てを語ることは出来ませんが
その特徴や魅力をご紹介したいと思います。

ブランド牛の定義って何?

各地にあるブランド牛にはそれぞれブランド牛を名乗る為の条件が設定されています。
それは地域やブランドの歴史、成り立ちの関係もあって一概には言いにくい部分でもあるのですが
ここではおおよその特徴を紹介します。

特定地域で一定期間育てられていること

ブランド牛は特定地域で一定期間以上生産されていることを条件としている場合が多いです。

例えば松阪牛では「松阪牛生産区域での飼育期間が最長かつ最終地」であることが条件になっているほか、神戸牛も「兵庫県の県有種雄牛のみを歴代に渡り交配した但馬牛を素牛としている」ことを条件にしています。

特定地域で育てられた特定品種の牛のみを認定することでブランド価値を高めているわけですね。

規定の等級(A4、B4ランク)以上であること

ブランド牛では「A4、 B4ランク以上」であることを条件にしているものも多いです。

これは業界団体である「日本食肉格付協会」が定めた牛肉の格付け規定で
「歩留等級」と「肉質等級」によって決まる牛肉のランク付けのことです。

この等級について細かく説明すると長くなるので今回はザックリ説明しますが
「食べられる部分の割合が多く、肉や脂肪の色つきや締まり、サシの入り具合が素晴らしいほど等級が高くなる」という特徴があります。

これらは実際に試食しているわけではなく、認定機関が見た目で判断することになるのですが、等級が高いほどサシの入りが良くなります。
皆さんが想像するサシのたくさん入った高級ステーキ肉はこれらの等級をクリアしていると考えて良いでしょう。

ブランド牛の中には「B.M.S.」という規定を条件にいれているものもあります。
これは「サシの入り具合」である脂肪交雑の評価基準を上記の肉質等級より細かく分類したもので
No.1からNo.12の12段階で分類されており、数字が大きいほどサシが多くなります。

神戸牛ではこのBMSでNo.6以上を条件にしています。

ブランド牛の中でもBIG4である「日本四大和牛」は別格!

数あるブランド牛ですがその中でも「日本四大和牛」と呼ばれる特別なブランド牛があります。
それが「神戸牛」「松阪牛」「近江牛」「米沢牛」でこの4つは知名度でも市場でも別格扱いを受けています。

なぜこの4つが別格扱いなのかというとそれは歴史の長さで
いずれも明治期の頃から飼育と改良が繰り返してきました。

ブランド牛の中には外国産牛肉の自由化以降に誕生したブランドも多いのですが、そういった新参ブランドではとても太刀打ちできない特別な存在といっても過言ではありません。

それぞれの歴史を簡単に見ていきましょう。

神戸牛

神戸牛の歴史は特に長く、一説にはまだ江戸時代だった1868年に起きた
神戸港開港までさかのぼるという話もあります。

まとめると兵庫県内で飼育されていた「但馬牛」と呼ばれる牛肉が
神戸を訪れた外国人の間で評判となったのが始まりとされています。

当時の外国人には「神戸ビーフ」と呼ばれて親しまれており
それを機にいち早くブランド牛として確立したわけですね。

現在でも「KOBE BEEF」のブランドは世界中で有名でアメリカのオバマ元大統領を始め
世界中のVIPで評判のブランドになっています。

松阪牛

神戸牛に並ぶ超有名ブランドといえば「松阪牛」です。

元々は農耕作業用に連れてきていた但馬牛を肉食用として飼育したのが始まりですがその歴史は深く
明治5年に山路徳三郎さんが始めた「牛追い道中」が松阪牛を広めるキッカケになったとされています。

これは鉄道も自動車もなかった時代に松阪牛を東京で売る為に
たくさんの牛を連れて大行進をしたことが始まりでした。

これは宣伝の役割もあったようで当時のインパクトはかなり大きかったようです。

近江牛

近江牛については明治22年に東海道線が開通し、近江八幡駅から東京への輸送が始まったことが
有名になるキッカケだったようです。

一方で近江牛には江戸時代までさかのぼるエピソードもあり
牛肉の味噌漬けを「反本丸(へんぽんがん)」という名の一種の補養薬として販売していたとされています。

これは将軍家にも献上されており、この由来から日本最古のブランド牛であるという説もあります。

米沢牛

米沢牛については明治4年から8年まで米沢で教鞭をとっていたイギリス人教師の
「チャールズ・ヘンリー・ダラス」氏が食べたのが食肉の歴史の始まりとされています。

ダラス氏は米沢牛を気に入り、米沢を離れる際に一頭の牛を連れて行き
横浜にいたイギリス人仲間に振る舞ったところ評判になり、米沢牛が有名になるキッカケになったようです。


こうして四大和牛を見てみるとそれぞれ江戸〜明治期という牛が食肉をメインとして扱っていなかった時代から試行錯誤を繰り返してきたことがわかります。
四大和牛には単においしいからとか歴史が長いからだけでは語れない先人達の苦労があり
彼らの知恵と努力の結晶であると言えるでしょう。

ブランド牛を語る上で外せない「但馬牛」

ブランド牛を語る上で外せない存在の一つが「但馬牛」です。

神戸牛は「但馬牛を素牛とする」とすることが条件の一つになっており
神戸港開港時に評判となったのも「但馬牛」でした。

松阪牛も但馬で生まれた牛を紀州地方で育てたことにルーツがあり
松阪牛の中でも特別扱いされている「特産松阪牛」は条件の一つに
「兵庫県産の子牛を導入していること」を設定しているほどです。

このように「但馬牛」自体は日本四大和牛には数えられていませんが
日本のブランド牛の発展に大きく貢献してきた品種です。

但馬牛はその名の通り元は兵庫県北部にある但馬地方で生産されていた牛で
役牛が中心だった明治時代から肉用牛としても優れているとして評判だった品種でした。
肉用牛としての資質の高さが注目され
但馬牛は各地で生産されていた牛の改良に用いられていきました。

特に「スーパー種雄牛」と呼ばれた「田尻号」の和牛への影響力はとても大きく
2012年の調査では全国の黒毛和牛の繁殖雄牛の実に「99.9%が田尻号の子孫」であることがわかっており、「田尻系」として有名な血統の一つになっています。

今日の和牛の発展の上で但馬牛は欠かせない存在であると言えるでしょう。

〇〇牛の読み方は「〇〇ぎゅう?」「〇〇うし?」

牛肉のブランド名を読む時に気になるのが「漢字の読み方」です。

人によっては「〇〇牛」を「〇〇ぎゅう」と読む人もいれば
「〇〇うし」と読む人もいます。
これはいったいどっちが正しいのでしょうか?

結論から先に言うとこれもブランド牛によって違いがあります。

例えば近江牛では「おうみうし」「おうみぎゅう」の
どちらも正しいとされています。

松阪牛も「まつさかうし」「まつさかぎゅう」どちらもOKですが
「まつ『ざ』かうし」と濁った読み方は誤りとされています。

一方で米沢牛の場合は「よねざわぎゅう」のみで
「よねざわうし」という読みは通常用いられていません。

また神戸牛の場合は「こうべぎゅう」「こうべうし」という呼び方自体が通称で
「神戸ビーフ」や「神戸肉」が正式な名称になっています。

読み方一つとってもブランド牛によって千差万別と言えますね。

四大和牛だけじゃない!!各地にあるブランド牛の数々!

日本には300種類以上のブランド牛があることからもわかる通り
四大和牛以外にも「飛騨牛」や「仙台牛」といった有名なブランドは数多くあります。

飛騨牛は岐阜県各地で生産されていたものを
牛肉輸入自由化を機に統一ブランド化して誕生しました。

仙台牛は宮城県内で飼育された黒毛和種で
肉質等級を5等級以上と厳しくしているのが特徴です。

歴史の長さでは四大和牛に敵いませんが
肉質に関しては指折りの存在であると言えるでしょう。

また人口が多い首都圏にもブランド牛は存在しており
神奈川県では「葉山牛」、埼玉県には「埼玉武州和牛」、千葉県には「かずさ和牛」などがあり
東京にも「秋川牛」や「東京ビーフ」といったブランド牛があります。

皆さんが住んでる地域の近くにあるブランド牛を調べてみるのも面白いと思います!

通販で買えるオススメの「日本四大和牛」をご紹介!

ここでは通販で買えるオススメの日本四大和牛をご紹介します!

神戸牛専門店 辰屋「神戸牛 すき焼き肉 肩・肩バラ(冷蔵)」参考価格7560円

神戸牛を通販で買う時にオススメなのがこちらの商品です。

明治期に創業以来、地元民を中心に愛されてきた肉の名店の当主が吟味した
赤身肉ながらコクと柔らかさを兼ね備えた商品で
神戸牛を手軽に楽しめる商品になっています!

赤身肉なので高齢の方でも食べやすい肉質になっています!

通販も50年以上取り組む老舗で品質を落とさない「冷蔵配送」なので
通販でも高品質な神戸牛を堪能することができます!

500g以上で送料無料なので大人数で食べる時や食べ盛り世代にもオススメです!

料亭離宮 和久庵「松阪牛 すき焼き焼肉 肩ロース・もも・バラ 300g」参考価格7450円

松阪牛でオススメなのがこちらの商品です。

松阪牛特有の甘味や香りを感じられるこちらの商品は
「肩ロース」「もも」「バラ」の3つの部位が楽しめます。

さらに個体識別番号の入った松阪牛の証明書付き!
本物の松阪牛を楽しめます!

赤字覚悟の特別価格商品なので初回限定プライス!
松阪牛を体感してみたい方にオススメです!

産直 近江牛 岡喜牧場「近江牛すき焼き・しゃぶしゃぶ用スライス 300g」参考価格4500円

近江牛のオススメ商品はこちらです!

「近江牛」認定機関から認められた近江牛を飼育し
独自の流通体系を構築することで低価格に抑えています!

香り豊かな近江牛を楽しみたい方にオススメです!

米沢牛登起波「米沢牛 特選お任せすき焼きセット(タレ付)340g」参考価格7044円

米沢牛のオススメ商品はこちらです!

明治27年創業という歴史を持つ店主がが自ら厳選して競り落とした枝肉と
創業以来守り抜いてきた秘伝のすき焼きタレ(割り下)のセットです!

冷蔵配送なので品質もそのまま!
Amazonでも買えるのもポイントですね!

伝統的な米沢牛すき焼きを食べたい方にオススメです!

おわりに

今回は日本四大和牛を中心にブランド牛の種類をまとめてみました。

ブランド牛は四大和牛だけでも奥が深く、1回で全てご紹介するのは難しかったので
今後個別記事でより深く掘り下げていきたいと思っています!

皆さんも美味しいブランド牛をぜひ取り寄せてみてくださいー!


タイトルとURLをコピーしました